「将来楽になるために、今は頑張らないと」
貯金、昇進、子育て、老後資金。気づけば私たちは「将来のため」という言葉を免罪符に、今の生活を後回しにすることが当たり前になっています。
忙しい毎日の中でふと、こんな違和感を覚えました。
子供の頃から、ずっと将来のために頑張り続けてきた。でも、その将来はまだきていない。将来はいつ来るのだろうか?今している将来のための我慢は、いつ実を結ぶのだろうか。
なぜ私たちは「今を我慢するのが正しい」と思い込んでいるのか
多くの人が将来のために今を我慢する生き方を選ぶのは、それが個人の意志というより、刷り込まれた価値観にあるように感じています。
- いい学校に入るため
- 安定した会社に入るため
- 老後のため
親世代や社会全体が、我慢の先に幸せがあるという前提で成り立ってきました。だから我慢に耐えられず、投げ出す人を見ると、「甘え」や「怠け」のように感じてしまう。
でも本当に、我慢し続けた先に手に入るはずだった幸せは、一体いつ訪れるのでしょうか。
共働き・子育て世代が感じる「ずっと先延ばしの人生」
特に共働きで子育てをしていると、毎日は本当にあっという間です。平日は仕事と家事と育児で終わり、休日は平日に溜まった家事を片付け、次の週を迎えるための準備。
「子供が大きくなったら」
「仕事が落ち着いたら」
「老後になったら」
楽しみはいつも未来形。でも子供が産まれて、子供との時間を犠牲にしてまで働いている中で感じたのです。
「自分の人生、本当にこれでいいのかな・・」
その未来に、ママ!ママ!と私を必要としてくれる子供達はいないのではないか。未来ではなく、今をもっと大切に生きるべきなのではないか。
子供が生まれる前は疑問にも思わなかった「ずっと我慢が続く人生」が、段々と強い違和感に変わっていきました。
今やりたいことをやる vs 将来のために備える
それでも、自分が今やりたいことを実現するためにはお金が必要。だから働かなきゃいけない。でも将来のために貯金する必要があるから、今やりたいことにはやっぱりお金を使えない。そんなジレンマがありました。
でもある時、「今やりたいことをやる」と「将来のために備える」の間を取ることもはできないのか?と考えたのです。
それが、仕組みで将来を守りながら、今も大切にする生き方。つまり、積立投資でコツコツ長く将来の備えをすること。また家計管理で無駄な支出を減らし、今やりたいことに優先的にお金を使うこと。
「今をやりたいことをやる。でも将来の備えもする」この難しいテーマを実現させるために、我が家ではお金の整理と投資のルール決めから始めました。
▷投資を始める前にやった「お金の整理」3つ
▷我が家の投資のやり方|投資初心者でも続けられたシンプルな方法
お金に働いてもらうと、人生の選択肢が増える理由
投資や家計管理のメリットは、単にお金が増えることではありません。資産が順調に増えていくと、これまでの働き方を見直して本当に自分がやりたかった仕事に挑戦したり、働く時間を減らして家族との時間を増やしたりと、人生の選択肢を増やすことができます。
私は投資と家計管理を始めて7年。こんな世界が見え始めています。
- 数年後には、仕事の時間を減らし家族との時間を増やせそう
- 生活費を抑えて、趣味の旅行に行く回数を1回→2回に増やせそう
- 資産があることで何事にも余裕を持って向き合える
私が家計管理を徹底し投資を継続している理由は、将来の備えだけでなく、人生の選択肢を増やすこと。お金を今と将来にバランスよく配分することで「我慢し続ける人生」から「今やりたいことをやる人生」に変えていくことです。
今はまだ、仕事を完全に辞めて今やりたいことだけをやる選択には到達していません。しかし、着実にその世界に近づいていることを実感しています。仕事を辞めたいと思っていなくても、投資で資産形成しておくことで、自分次第でいつでも選択を変えられる状況を作っておくことで心の余裕は大きく違うと感じています。
解決先は「先取り投資」
将来に偏りすぎた資産形成と、今の満足度を最大化するために支出を優先する考え方、このバランスを取るために必要なことが「先に配分を決めること」です。
具体的には
- 将来に必要な金額を計算(例:65歳時点で3000万円など)
- 投資シミュレーションで毎月の必要投資金額を確認
- その金額を自動積立設定
- 残りは今の生活・経験に使う
この順番にすることで、
- 将来のリスクをコントロールできる
- 今使うお金に迷いがなくなる
- 迷う時間がなくなる
というメリットがあります。
我が家では毎月の収入が振り込まれると、10万円を先取り投資に回し、生活費は残りの収入で完結させています。ボーナスは、生活費の補填やご褒美には使わず、全額を投資に回す設計です。
ボーナスは会社の業績によって支給額が左右され不確実性が高く、ある前提で生活コストを考えると、水準を下げにくいというデメリットがあるため、全て投資に回すと決めています。
このように設計を最初から決めてしまうことで、毎月の生活は安定、支出は継続的、また支出や投資の判断がブレにくいという状況を作れています。
「今を楽しむ」は感情ではなく設計の結果
この仕組みを作った結果、今使うお金について悩むことが減りました。
将来に必要な分はすでに確保されているため、残りを使うかどうかは自分がやりたいかどうかだけの問題になります。
- 我慢しているから楽しめる
- 使いすぎないよう気を付ける
といった精神論ではなく、設計によって自動的にそうなっている状態です。
今を楽しみながら、将来にも備える。このバランスは曖昧な折衷案ではありません。将来への最低限の備えを確保した上で、今の生活の満足度を落とさない。この2点を同時に満たす配分のことです。
資産形成は我慢できるかどうかではなく、仕組みを作れるかどうかで結果変わると考えています。
具体的な投資の仕組みづくりや、どんなことにお金を使っているのかについてもご紹介していきたいと思います、参考になれば嬉しいです。

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